留学生活は、日々新しいことの発見で本当に楽しいと思う。それでも、海外で生活することはいいことだけでないし、日本に住んでいたら絶対に感じないであろうストレスを感じる。
このブログでは、フィンランド留学情報&現地の情報のポジティブな部分を多くシェアしてきた。でも、今回は”留学”における精神的なストレスを書く。
おそらく、留学や海外生活を経験すると同じようなことを感じる人がいると思うのでシェア。
アイデンティティの確立が難しくなる
ずっとヨーロッパの個性が素敵だと思っていたし、それに溶け込みたいとも思っていた。今はフィンランドに住み日本語よりも圧倒的に英語を話すようになり、知人も大半が外国人。結果的に、自分の価値観もヨーロピアンに近づいてきたのを感じてる。けれど、私は日本人だしそれを誇りに持っている。なので、日本に住んでいる人との価値観の差が広がれば広がるほど、なんだかもやっとしていた。
なぜなら、日本で「日本人はこう」って固定観念から外れることをすると少なからず冷たい目で見られるのだ。
例えばだけど、外国人がウインクしても誰もつっこんだりしない。そりゃ、外国人美女がウインクとかしてても違和感ない。むしろなんかかっこいい(笑)そういうものだと受け入れらる。けど日本にいるときに、ヨーロッパでしている癖でウインクしちゃうと「なんでいまウインクしたww」とか言われる。些細なことではあるけど、日本人がしているのは受け入れられない。
長い間、表現力がないからこの気持ちを言葉にできないでいた。
でも、この↓ 綿谷りさの「かわいそうだね?」を読んだ時
文藝春秋 (2013-12-04)
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「従来なじんできた文化から離れて、突然新しい文化のなかで過ごすのは、大変なだけではなく、アイデンティティの喪失でもある」
という一文がすべてを語ってくれて、しっくり自分の気持ちを理解出来た。
海外生活で新しい考え方をするようになると、「日本人の考え方だけでなく海外の考え方をしていて、典型的な日本人と違う」日本人にも、「やっぱ違うね〜」と言われるようになる。それは様々な経験から、色々な価値観を取り入れらるようになった結果なので喜ばしいことでもある。しかし、ヨーロピアンになることはない。日本人は日本人だし、ヨーロッパに住んでていてもそれは変わらない。なので、日本人らしさがないと否定されると「仲間はずれ」を感じる。
日本人らしさが薄れてきても、ヨーロピアンになることはない。じゃあ帰属意識はどうすればいいのか?と悩む。
対処法は?
自分のことを、国籍や文化で考えず”自分”という存在だと思うこと。日本人という以前に、「私は私」!人と違う価値観、考えを持っているのは、みんな当たり前。それは悪いことじゃないし、自分の価値観を信じて大切にすること。〇〇人としてのアイデンティティって考え方をあまりしないで、自分としてのアイデンティティを確立すること。
受け入れてくれる人がいること
違ったアイデンティティ・価値観でも、理解してくれる人が絶対いる!私の家族はまったく海外に興味がなかったし、日本人らしいトラディションを持っている。私の留学前は海外旅行は、ハワイだけ(笑)でも、私のことを受け入れて応援してくれる。日本に住んでいるお友達も、海外に特に興味がない。けど、私の話をいつも聞いて楽しんでくれるし私の個性を受け入れてくれている。
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わたしは、哲学とか倫理とかを勉強しているわけでない。なので、これはとても個人的な考え。けれど、海外に来て新しい価値観に触れると考え方が変わる。新しい考え方をするようになると、戸惑うと思う。
多くの人が留学準備や海外移住の時、VISAとかAPPLICATIONとか物理的なことは忘れない。
けど、精神的な準備も忘れずに!
BY CHIE
FROM TABLE AT MY LOVELY ROOM IN FINLAND
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